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船を造る仕事は、とても巨大なプロジェクトです。

この大きなプロジェクトを無事に完成させるためには、造船所で働くひとりひとりが計画通りに自分の役割を果たしていくことが大切です。

さらに一人一人が、前他の事を考えて協力しながらバランスよく、往路ジェクトをすすめていくチームワークが重要です。

船を造る仕事は、コンピューターの画面上で最新の技術を駆使しながら進められる「デジタルなIT技術」とアナログな「人間の手による匠の技」との共同作業により成り立っています。

 

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当社の役割

主に坂本工業では

「設計に基づき、船舶を建造する仕事」と

「メンテナンス・修理の仕事」があります。

 

船舶の建造は、機械化、ロボット化が進んでいるとは言え、人の手による熟練の技が活かされています。

坂本工業には造船業の経験の長いスペシャリストが沢山います。

それらの人々の高い技術力とチームワークでプロジェクトを円滑に進めています。

 

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工程について

船舶の建造は、「選択ブロック建造」、「組み立て」、「ブロック搭載」、

「艤装」、「試運転・引き渡し」といったこう手に分けて行われています。

各工程の仕事内容を説明します。

1.船体ブロック建造

造船所内のブロック組み立て工場で鋼材から切断、加工、小組立、大組立、の順を経て、

最終的には部分的な船体のかたまりであるブロックをあらかじめ製作します。

平面の切断・溶接作業はコンピューターから直接送られてきた加工情報に従って、

主にロボットが行っていますが、局面がある溶接作業は機械化が困難なため、

人の手によって行われています。

 

2.組み立て

切断された鋼材は、溶接されて、次第に小さな部品としてまとまっていきます。

この小さな部品にする過程を「小組立」と呼んでいます。

小組立でできた各部品をさらに大きな部品としてまとめていく工程を

「大組立」と呼び、大組立が終わると大きなブロック(巨大な積み木のようなもの)となります。

 

3.ブロック搭載

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ブロック搭載の様子

最後に巨大クレーンでブロックを吊り上げ、

ドッグの中で順次搭載してゆくと巨大な船の形があらわれてきます。

4.艤装

船の外形が出来上がると、ドッグに水を入れて船を浮かべます。

また船台でできあがった船は、海へ向かって傾斜した台の上を滑らせることで、海に浮かべます。

「進水」は船の生まれる瞬間のことを表しています。

新しい船の誕生を祝うために行われる進水式では、船に名前をつけられることになります。

進水式が終了した後、岸に繋いだ状態で、船内の内装工事や様々な装置の取り付けが行われます。

 

5.試運転・引き渡し

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設計したとおりの性能が出ることを確かめるため、実際に海に出てテスト運転を行います。

確認後、船を注文した船主に引き渡されます。

 

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船は、常に船全体はもとより、人や積み荷の安全を守らなければなりません。

そのためには船は定期的に造船所で、性能や安全性をチェックする必要があります。

ペンキ塗りのような基本的な作業から、主機の交換いった大きな工事まで、次の航海が安全に行えるように修理をします。